2018-12-09

日本学術会議 学術フォーラム


今日は日本学術会議経営学委員会の5つの分科会うちの

2つの分科会合同で学術フォーラムを開催した。

テーマは「研究者の研究業績はどのように評価されるべき

-経営学における若手研究者の育成と関連して-」。

少し堅いテーマであり、

形式を問う問題提起のようにみえるかもしれないが、

新規採用や昇進の基準は、

大学院生や若手研究者の研究を方向付けするため、

重要な問題である。

また、経営学領域では、これまで著書(体系的な研究書)が

主要な評価尺度であり、中長期的な業績を評価してきたが、

近年、英文の査読付きジャーナルへの掲載本数のみを問うような評価も

行われ始めており、体系的な研究が失われていくとの指摘もある。


基調講演、シンポジウム、全体討論と14時から始まって18時までの4時間の長丁場。

しかも、展開が予想できないため、座長として一瞬も気が抜けなかった。

お陰様でとても深い議論が展開され、その後のアンケートでも好評だった。

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